もう6月が終わっちゃうじゃねーかよ、おぃ。
んー、何て言うんでしょうね。ハンパない衝撃ですよ。人の心に土足でドーン!入ってくる感じ。しかもノックなしで。いい意味でですよ。んー何か上手く説明できないけど、とてつもない衝撃。
でね、こんなに世知辛い話はリアルの世界だけで十分じゃないのって言うくらい辛いの、泣いちゃうの。でも後半に行くとね、温かいんですよ。毒蝮(三太夫)効果。
「餅詰まらせて苦しむくらいならぽっくり逝きてぇ〜よなぁ、婆さん」と言いながら「頑張れよって」しっかりと手を握り締めて感じ。
現実は厳しいんだけどその裏側にある真理が暖かくさせるって言うか「あ、そのままで良いんだ」って思わせてくれて、「今をこの瞬間をしっかり生きていけばいいんだ」って勇気付けてくれる本だと思います。人前で読むときは覚悟が必要ですよ。ハンカチもね。いやむしろワンワン泣きながら読んで欲しい。
そんでロストのカッターナイフをリピートしながら読み直すとまた泣ける。
人生とは何か、大切な何かが分かった気がする小説。
何かって、何。
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