飽きっぽい僕でも続けられる英語学習法

最近夜中にiknowという語学学習専用のSNSで英語の勉強をしてるんだけど、何が素晴らしいって、自分が覚えたいと思うレベルやニーズに合わせて色んなコースが選べて、リーディングやリスニング(シャドーイングも忘れずに)、ディクテーションのお勉強が好きな時間に好きなだけ出来ちゃう。更に188カ国語に対応したおかげで、英語を勉強している日本人だけじゃなくて、外国語を勉強したい様々な国の色んな世代の人と交流できるSNSだというところ。
20年前にこれが有ればとしきりに思う今日この頃。良い時代になったよねー。


SNSだから勉強だけじゃなくて同じ境遇の人とお友達になって学習の励みにしたり、学習言語と母国語が逆の人とお友達になってお互いの言語で(勉強したワードを使ったりして)会話を楽しんだりできるのも相まって、毎晩楽しく勉強しているわけです。
楽しくて気付くと3時間ぐらい遊んでる事もあって、平日は仕事から帰ってきてから始めるので夜中になってしまう(という事は仕事中寝るー)こともしばしば。
でもこれモバイル版やポッドキャストも有って場所を選ばず数分から出来るのでお勧めですよ。


そんな中でお友達になったとあるイギリス人の青年がプロフィールの下に表示されるステータス欄に
「いま焼き猫をつくっててますので少々待ってください。」
と書いてあるのを発見して夜中に爆笑してしまいました。
笑っちゃいけない。彼にしてみれば漢字を書くなんて事は神の成す業。でもゴメンおかしいわ。ヤキネコって。(そして想像するとちょっとエグいですね。roast cat!?)
文脈から推測するに多分彼が作っているのは焼き肉。
猫と肉という漢字は似てないし、nikuと打ち込んでも猫は出てこない。英和辞書で変換した文字をコピペすればそんな間違いは起こらない筈なんだけど、彼は果敢にも聞いたまま[yakineko]とタイピングしたのではないか。おしい。
(実際に外人がどういうプロセスで日本語を打ち込んでるのかは知りませんがあくまでも推測という事で。)
可笑しい反面、自分が普段間違って書いているジャングリッシュに腹を抱えて笑っている外人の姿を思い浮かべて薄ら怖くなると同時に、彼にこの間違いをそっと教えてあげるべきなのではと思いつつ、面白いのでもう少しそっとしておく事にしました。


そういえば昔アメリカ人の友達と「食べる牛はbeefで生きている牛はcawだ」なんて会話をした時のことを思い出しました。
cowが思い出せなくて聞いたんだけど、彼は「cowboyって言うけどbeefboyとは言わないでしょ。生きてる牛はcow、死んでる牛はbeefだよ。」と言いながら吹き出したので、「そうか、で、何で笑ったの!?」と聞いたら、beefboy=特大ステーキを目の前にナイフとフォークを持って舌なめずりする少年の姿を想像してしまったらしく、説明されてこっちも吹き出してしまった。
ステーキハウス「ビーフボーイ」。確かに有りそう。
何でcow=牛が思い出せなかったのかって言うと、cowboy=乗馬と覚えていたから。(馬=horseだってことは知ってるのに不思議)
当時は「何で馬に乗ってるのに牛なんだ?」と首を傾げたけど、cowboyは「牛飼い」とも訳せるんですね。そして牛飼いのもう一つの訳はWrangler。そう、皆さんご存知のラングラージーンズのラングラー
掘り下げていくと新しい発見が有ってそうした経験の中で得られる物は忘れないので闇雲に詰め込むスタイルでコミュニケーションが苦手(結果、読めるけど喋れない)日本人に、他人とコミュニケーションを取るという勉強法も是非忘れないでほしいと言いたい。
読める、書ける、まぁ聞こえる、でも喋れない日本人。もう一息じゃないの。喋りなさい。


余談だけど「eChat Vancouver」というpodcastingが有って、実際の経験とシチュエーションに合わせて日本語と英語を交えて日常英会話が覚えられるという番組でテキスト無しでも聞き取れるしないようも楽しいので初心者の方にお勧めです。


SNSというと時間や場所を選ばず仲間同士でコミュニケーションが取れるのが利点だけど、特定の分野に絞って活用する事によって語学学習であれば色んな会話の中で起こる間違いの中から語彙や文法を学べたり、よりリアルにsomething newが得られる事で世界が広がる力を発揮できるので、iknowはそれが見事にマッチしたとても有用なコンテンツで飽きっぽい自分にはとても有り難い。


ということは彼に間違いを教えてあげることが(そしてコミュニケーションを取る事が)お互いが享受すべきサービスの恩恵だと思うんだけどそれはそれ。。